珍しさの花と本物の花昨日のコメントは皆さん凄かったですね。ありがとうございます。 うどんマンさん >いくらこだわってスゴイ事しても、お客さんが評価しないとただのマスターベーションだしね。 くめっちひさごめさん >>マスターの日記の中で書いてくれたのに悪いけど・・ >私くめっちは「酒屋」ではありません。 > >「脱酒屋」というか、今もお酒は売っているけど >酒屋ではありません。 > >じゃあなんなんだよ・・とマスターにカラマレタら >はっきりとこう言いますね。 > >「お酒もあります!」 > ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ >「お酒があります」ではナイのだ。 ねもっちねもっちさん > いかに自分を客観的に見れるか?これがいまの自分の課題です。どうしても自分を見るときは主観が入ってしまうので・・・ どんとマンさん >業種じゃなくて中久保 勇屋が、何で共感を呼び起こさせるかだと思っています。 1つ1つに必要以上コメントをつける必要もないでしょう。 それをやったら粋じゃないですし。 でも、素晴らしい発言には変わりないです。 考えてみれば皆さん小坂先生のワクワク系ですね。 地道なワクワク系の底力を感じます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あっ、誤解のないようにちゃんと書いておきます。 私も小坂先生のワクワク系マーケティング実践会の会員です。 あまり小阪先生の言う通りには実践してない不良会員ですが、勉強させてもらっていますよ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 小阪先生の「失われた売上を探せ!」だったと思います。 その本の中に ”珍しさの花と本物の花” という言葉が出てきます。 小阪先生が言うには、珍しさの花は人を引き付ける、しかし珍しさの花ばかりでは人を魅了し続けることは出来ない、人を魅了し続けるには本物の花を持たなければならない。 そんなことが書いてあったと思います。 (その本が今、手元にない状態でうろ覚えで書くので細かなところで間違いがあったら訂正してください) この話を読んだ時、最初は何を意味しているのかよく分かりませんでした。 今でも分かっていると言い切る自信はありません。 しかし、私が理解した範囲内でこの話を続けると、マーケティングを学び始めて最初に陥るのが、この珍しさの花への囚われだと思います。 以前、地元の定食屋へ行った時のことです。 市街地から少し外れた場所の、さらに大通りから少し奥に入った目立たない場所にあるその定食屋は入り口からして変わっていました。 看板が逆さに付いているんですね。 そして店内に入るとびっくり。 店内の壁から天井からすべてお客様に書いてもらったメッセージで埋め尽くされています。 そのメッセージをよく見てみると、地元のマスコミ関係者の名前がチラホラ。雑誌の切り抜きなんかも貼ってありマスコミとの付き合いの上手いお店だということも、そこから伺えます。 メニューは”マヨラー丼”という親子丼の上にマヨネーズのかかったものが1番人気のようです。 その他には「日本で一番かたい」とPOPにうたった牛すじ丼やDHAの効果をうたった青魚定食、等など。 さらにはマヨラー丼を食べると食後に「マヨラー認定書」と書かれたスタンプカードがもらえます。 そもそもこの店に私が行こうと思ったきっかけが、このマヨラー認定書を彼女に見せてもらったから。 その定食屋に行った時には私は既に神田先生や小阪先生のマーケティング手法を学んで実行していたので、このお店が何を参考にこういったことをやっているのか、すぐに分かりました。 おそらく両氏の本を読んだ上で実践されたのでしょう。 しかし、私は一緒に行った彼女にこの店を出た後、こう聞きました。 「もう一度、このお店に来たいと思う?」 「一回で良いよ」 それが彼女の答え。 私も同じ感想でした。 その時、気が付いたんですね、これが珍しさの花と本物の花のことなんだと。 この定食屋には珍しさの花はありました。話の種になる、面白い店内演出やメニューはたくさんあります。 しかし、それだけなんですね。 そういった変わったこと、面白いこと以外の部分で魅力がない。 その定食屋には本物の花がなかったのです。 私がこの日記でお伝えしようとしているチャームポジションは、この本物の花が何か?ということ対する私の1つの答えです。 これが本物の花だ!と言い切れるほどのものではないのは承知の上です。 そして、本物の花を身につける道は1つじゃないと思います。 その上で、その本物の花を身につける1つの可能性として、私はチャームポジションの重要性と必要性をお伝えしたいと思っているのです。 もし、これを読んでいる皆さんがこの文章から何かを感じられるならば、しばらく私にお付き合い下さい。 私がお伝えしたいものは、広告の作り方やライティングといった具体的に形で示せるものではありません。 だから伝え方が難しい、と感じていますし、時間が掛かるとも感じています。 ですが、上手く伝えることが出来た時には、大きな喜びを皆さんにお伝え出来るのでは、とも思っています。 何かと回りくどい書き方に回りくどい内容でごめんなさい。 しかし、そうでなければ伝わらないものもあるとご理解くださると嬉しいです。 |